（日本語参考訳文） 四人目の馬鹿 　むかし或る国の王様が、大臣に全国各地を回って四人の馬鹿を 捜し出して来いと命令した。そこで大臣は国王の命令を遂行する ために王宮を出た。 　大臣はロバに乗った一人の人を見付けた、彼はロバの背中には何 にも荷物を置かず、自分の頭上に荷物を乗せていたため、彼こそ 馬鹿に違いないと！ 　こうして先ず第一の馬鹿を見付け彼を連れて歩いた。 　大臣が更に歩いていくと、一人の人が道行く人達にキャンデーを 振る舞っているのを見た。大臣が彼に、何故、そんな事をしている のかと聞くと、彼曰く、"妻は私と離婚した後、他の人と結婚し、 子供が産まれた。私は大変嬉しく、こうして、皆さんにキャンデーを 振る舞っているんですよ"と。こうして第二の馬鹿を見付け、彼も、 連れて歩いた。 　大臣は王宮に帰着し、国王の前に二人の馬鹿を引き出した。 国王が大臣に何故二人が馬鹿なのか説明せよと云い、大臣が、 その理由を説明し国王大変喜んだ、しかし、曰く"私は汝に四人 の馬鹿を捜してこいと云った筈なのに連れてきたのは何故二人な のか"。 　大臣答えて、"陛下、私が第三の馬鹿です、何故なら、馬鹿 探しのため、まともな仕事をしてないからです。" 　国王更に問う"第四の馬鹿を知りたいが、何処に居るのかね？" 　大臣、そればかりは、ご勘弁を！と、国王に許しを願ったが、 国王が許さず、やむを得ず、大臣が答えた。"陛下、私が本当の ことを率直に申しあげる事をお許し下さい、あなたが第四の馬鹿 なんです"。と。 　国王激怒し何故だ！。 　大臣その訳を説明したところ、国王は声無しだった、と、さ。 　質問；大臣は何と云ったのか？